夫の初公判のアイコンタクト

投稿日:

夫の初公判でした。

裁判所の傍聴席に座ると、弁護士席にいる先生がそばに来てくれ「今日は簡単に終わりますので」ということでした。

この時期は裁判官(裁判所)が人事異動のため、なかなか先の裁判の予定を組めず、今回もとりあえず初公判だけ開いて、あとは勢いでどんどん裁判を進行していきましょうという方針です。

夫の初公判のアイコンタクト

結審、判決までのスピードに欠けるのは、何とも歯がゆい思いをさせられます。
スポンサーリンク

初公判に出廷してきた夫。

宅配で差し入れしたスーツを着用して、共犯の方3人の一番最後に職員2人に連れられて法廷に現れました。

以前の、勾留前理由開示裁判で、法廷に夫が手錠をされて現れる姿にショックを受けていますので、今回は大丈夫と思っていましたが、やはりショックでした。

こんな事件、警察沙汰に慣れる必要はないと思いますが、何度も警察署や拘置所に足を運んで夫の面会をしているうちに・・・

特に拘置所では病舎に拘置されていますので、まるで病院か福祉施設で面会している錯覚と慣れをおこしそうになりますが、こうやって手錠姿の夫を見ると「現実」を叩きつけられショックでした。

夫を含む4人の犯人が揃い、法廷がとても狭く感じました。

そのひとりひとりに2人の拘置所職員が警護しており、それぞれに弁護士も1人ずつ、計20名近くが広い法廷に座るので、開廷前の静寂さも感じれず、まるで会議のディスカッションのような雰囲気さえありました。

それでも裁判官の「では始めしょうか」という声で・・・

否応なしに「これから裁かれる」という実感を持ちました。

ひとりひとり、本人確認をされました。

被告人の椅子に呼び出されて、住所、氏名、年齢、職業の確認をしたようです。

この者が被告で間違いないかということのようで、厳格に当たり前に思える裁判の流れも、少しでも裁判の進行が進んでほしい私には「遅い、まどろっこしいと感じてなりません」

続いて裁判の流れとしては、検察官の起訴状朗読→被告の罪状認否(そこまでが初公判)なのですが、検察官が起訴状を読み上げる前に「訴因変更」を裁判所に申し入れました。

組織犯罪処罰法の適用が加わりました。

窃盗罪で2件起訴されている夫ですが、それじゃ足りないとばかりに、組織犯罪処罰法でも起訴(内容変更)されました。

事前に弁護士の先生から、その検事の方針を聞かされていましたので、驚きはしませんでしたがガッカリしました。

個人が「つい盗みました」と違い「組織的に盗んだ」となりますので、量刑(求刑)が重くなるそうです。

その時、夫も表情が強張った感じでした。

夫と会話はできませんがアイコンタクトをとれました。

被告人席に座る夫と視線が合った時に、夫がうなずきました。

それと退廷する時にも(再び手錠姿)アイコンタクトでうなずき、それは「訴因変更されても心配するな」と言っているようでした。

先々の私の裁判と貧困生活への心細さから、夫に触れたいと思いましたが、以前の、勾留前理由開示裁判と同様、それ以上に会話はおろかアイコンタクトが関の山の法廷でした。

進まない裁判と、思うようにいかないフラストレーションをためての夫の初公判でしたが、何はともあれここがスタートと思い、心細さも夫のアイコンタクトだけでも救われた気もしました。

-隣の貧困女子
-

Copyright© 貧困女子の放課後 , 2018 All Rights Reserved.